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ランウェイで笑って(第83話)のネタバレ!
「できました」
タオルから着想を得た育人はふわふわのコートを完成させ、カルロスの確認を受ける。
「1stステップ」
カルロスはそう言うと、皆の中で萩繊維に用がある人はいるかと訊ねる。二人が答えるように手を上げる。
育人も一緒に促され、何をしに行くのか訊ねる。
「ベイビーを作りにいくのよ」
黒で統一した服装に身を纏う四人。
ロッカーに入っていた服に着替えた育人だったが、カルロスの意図が分からなかった。
荻繊維に着くと、今度は白衣を着る。さらに謎が深まる。
「お待ちしておりました、カルロス様」
出迎えたのは腰の低く品の良いおじさん、社長の荻朋久だった。
社長の会社説明を遮ってカルロスは生地を要求する。
手渡された生地についての感想と意見をカルロスが述べると、社長は理由と次の代案を言う。
決めたとカルロスは、社長の子供たちに任せても良いと言う。
社長に呼ばれて男女が階段を下りて、育人たちの前に来る。
日向と美月ですと社長は二人を紹介する。
それぞれ分かれて打ち合わせを始める。
育人は日向と組むことになった。
2ndステップ “生地の量産”
こういうの初めてですと育人は先に断りを入れておく。
日向に生地の製作工程や違いなどの説明を受けてから、改めて製作してもらう服を見せる。
日向は育人の見せた服に使われている服の繊維を見て、これは難易度が高いと唸る。
どれだけ難易度が高いかの説明をする日向の言葉を、ざっくりと理解した育人だった。
「要するにできるんですか?」
育人は遠慮やオブラートに包もうとせずに、ストレートに訊ねる。
「できますよ」
日向はニッコリと微笑み、応える。
去っていく育人の後ろ姿を見つめる日向に、美月はどうしたのと訊ねる。
「デザイナーと喋ってるみたいだった」
数日後、育人に入った連絡は予想していないものだった。
「無燃糸のタオル…できない!?」
電話口の向こうで日向は何度も謝る。
日向はすぐに改善点を洗い出して別の方法を試す、必ず形にすると言う。
周りでは綾野遠の服が一着届いたと声が聞こえるが、育人は見に行かなかった。
――僕の中の答えを失う。
少し時間は掛かると日向の言葉に、育人は少し安心する。
時間が掛かっても形になる。
その間に、他の二着の作業を進める。
しかしそれから一週間、萩繊維から連絡はなかった。
焦りが積もっていく育人。
別の生地を考えた方が良いのかもと思いながら会社を出る育人に声が掛ける人物がいた。
「おひさ」
壁に凭れて声を掛けたのは、千雪だった。
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ランウェイで笑って(第83話)の感想!
育人の作ったふわふわの服に合格も不合格も言わないカルロスはどっちなのだろう。
合否を言い渡さないまま次の工程に入ったということはきっと一応は合格なのだと思います。
今まで売られていた生地を使って服を作っていた育人にとって、生地の製作は初めての体験でした。
日向の説明をあまり理解していない育人は、生地の説明よりも可能か不可能かだけが知りたかったのだと思います。
その辺はホント柳田に似ているような気がします。
あれほど、ストレートに訊く育人は久しぶりです。
久しぶりに育人の前に現れた千雪は何をしにきたのでしょう。
新しく創刊された雑誌のモデルは、躓くパタンナーにどんな言葉を掛けるのか楽しみです。
次回も見逃せません!!
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