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絶対可憐チルドレン(第531話)のネタバレ!
薫達が黒い幽霊の洗脳ネットワークを破壊していた頃、黒い幽霊の幹部、テオドールは、ヘリでどこかへ向かいながら思考していた。
黒い幽霊は数多の企業の中でもトップクラスのブラック企業で、主な業務は武器の開発・製造・販売。
人類はアホなので紛争が絶えることはなく、アホなため、敵も味方も自分達の顧客になる。
そして近年はエスパー増加により、自分達の「商品」もそちらへシフトチェンジしている。
兵器の開発・製造には莫大なコストがかかるが、野生のエスパーは安価で調達が可能。
さらに自分達の企業努力は”人件費”と言う概念すらも過去のものにした。
超能力で洗脳支配することにより、完璧な社畜の生産が可能になり、まさに夢のブラック企業と言える、と。
近年はクローン技術を使い、品質の安定したエスパーの自社生産にも取り組んでいる。
今は赤字だが、将来的には市場を独占するだろう、と。
その事を振り返るテオドールは何故か全裸だった。
どうやら特別に脱衣が認められているらしい。
そして、我が社のブラックはこれで終わりではない、とギリアムについても思考し始める。
ボスのギリアムはキングオブブラック。
並みの部下なら即座に通勤電車に飛び込むほど。
ギリアムは幼少期の頃から英才教育を受けたため、色々とこじらせ歪みまくった経営センスを持っている。
彼は全世界を憎悪し、呪っていて、それ以外に他者と関わる方法を知らないだろう。
そのギリアムが最近執心なのが、兵部京介。
兵部は非合法な超能力者集団のボスで、軍事や犯罪の分野で何度も衝突してきたが、我々のエスパー事業を異常に敵視し妨害してくる。
もはや商売敵というよりも天敵のようだ、と。
兵部もまた幼稚で気まぐれで独占的なリーダーであり、同類であることがギリアムの琴線に触れたのだろう、と。
ギリアムの兵部への執着は凄まじく、意地悪のためなら資金も人材もコネクションも惜しげなく投入し、毎回天文学的な損失を被りながら、満足そうにしていた。
それにはテオドールも、”さすがにちょっとどうかな”、と疑問に思っていたが、それはテオドールが口を挟むことではなく、損失はギリアムの個人資産で埋めているし、なにより全裸勤務もOKと言う理想の職場だと。
そんなテオドールに、着陸するのでパンツを着用するよう言うクローンチルドレンだった。
遂に目的地に着いたテオドール。
そこは皆本達が軟禁されている城だった。
城で起こった事の報告を受けるテオドール。
どうやら皆本達は逃亡したらしい。
設備に破損はなく、壷見の超能力で脱走したのだろうと結論付ける。
精神感応ネットワークが崩壊するかなり前から、蕾見が正気に戻っていたことは把握している。
“時間をかけて、この計画を練り、このタイミングを待っていたに違いない”、と。
それもギリアムの計算の中に入っている、と。
全てはギリアムの意志、我々部下はそれに従えばいい。
“ギリアム様のカリスマ的変態性を信じろ”と言うテオドール。
戸惑う部下に、莫大な費用と手間をかけて考案したネットワークも、ギリアムにとってはただの玩具に過ぎない。
そして玩具というものは、壊すこともまた楽しみなのだと。
戸惑う部下だが、それが上の方針なら、囚人脱走の責任は問われないのか、と尋ねる。
部下の言葉に、ギリアムは問わないだろうが、”私は違う”と言ってスイッチを押すテオドール。
すると、部下の足元の床が開き、落ちていく部下。
そこはブラックバスのいる水の中だった。
一方、逃亡中の皆本達は、自分達が泳がされているのではと考えていた。
しかしそれに乗っかる以外の方法はないと言う壷見は、いままでの疲労と、皆本達が着るギリアムの趣味の悪い服にダメージを受け、咳き込んでしまう。
そんな壷見に、以前のように無茶はできない、少し休もうと提案する皆本。
休憩の間、疑問を口にする皆本。
ネットワークが崩壊したということは、チルドレンと兵部たちがうまくやってくれたということ。
なのにギリアムは自分たちの逃亡を見逃そうとしている。
皆本の言葉に、”俺たちの”合流”が奴の「遊び」ってわけか”、と言う賢木。
企みはどうであれ、甘く見たことを後悔させてやる、と。
すると、 “もしかしてギリアムは気づいちゃったんじゃないかしら。兵部を追い詰める本当の急所に”と言う壷見。
壷見の言葉に、薫ではという皆本。
“薫ちゃんもその一つ。彼女は兵部が失った過去と未来の投影よ。そしてもう一人”、という壷見。
何かに感づく賢木。
そのころ、海を眺めながら”もっといい標的がいたのさ”と言って不気味な笑みを浮かべるギリアム。
“気づくのが遅れて申し訳ない。今度はかなり楽しんでもらえると思うね”と楽しそうに呟くギリアム。
その標的とは皆本だった。
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絶対可憐チルドレン(第531話)の感想!
今回は黒い幽霊の幹部、テオドール目線から始まりました。
テオドールの思考する場面、ギャグ的な言葉を挟みながらも、扮装やら洗脳やら物騒なことを言っていて怖いです。
でもこれ、エスパーやクローンとかを抜けば、現代社会にもあり得そうな話ですよね。
それにしても、テオドール、ギリアムを褒めてるのか貶してるのか分かりません。
いやまあ、どのみちギリアムを崇拝しているのは間違いないのでしょうが、普通崇拝している相手の事を偏執的やら変態性やら言わないですよね・・・。
そして何故全裸なんでしょう。
もしこの作品が少女漫画だった場合アウトです。
まあ、流石にクローンチルドレン達も、パンツを着用するよう言っていますし。
一方、脱走した皆本達の場面、壷見管理官、皆本達の服装にダメージを受けています。
確かにどこで売ってるのか気になる服です。
流石にこれはイタいと言うかセンスがないと言うか。
ま、まぁ現実なら・・・やっぱ無理です。
そして皆本、どうやらギリアムが自分達を見逃そうとしたことに疑問を持っているようです。
その前に薫達の作戦が成功したと冷静に分析しているのは流石ですよね。
そして、ギリアムが兵部を追い詰める急所に気づいたのではと言う壷見管理官の場面、薫の事だと思う皆本ですが、なんともう一人いるようです。
どうやら賢木はピンときた様ですが、いったい誰なのでしょう?
そして最後のギリアムの場面、ギリアム、どうやら皆本に標的を定めたようです。
え?、と言うことは管理官が言っていたもう一人って皆本のことなんでしょうか?
しかもこの場面のギリアムの顔、めっちゃ怪しい笑みをしてますし。
再び皆本ピンチです!
さて、どうやら皆本に狙いを定めたギリアムですが、いったいその目的とは何なのでしょう。
そして兵部の急所とはなんでしょう?
次回も見逃せません!
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