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リビドーズ(第11話)のネタバレ!
エディプス・コンプレックスの語源を説明し始める宇佐美。
『父を殺し、母と姦淫する』、コリントスの王子オイディプスはそう信託を受ける。
コリントス王夫妻を実の両親と信じていたオイディプスは、予言の実現を恐れ、両親の元を離れるため旅に出る。
旅の道中、ある老人の一行と出会い、争いになる。
そしてその老人一行を殺してしまう。
その後、ギリシャの都市テバイに着き、怪物スフィンクスに勇敢にも挑み、スフィンクスを倒すと、前王ライオスに変わり王の座を与えられ、その国の王妃イオカステを妻にし、二男二女を設けた。
しかしオイディプスはこの後本当の事を知る。
旅の道中殺した老人が実の父ライオスであった事を、そして妻のイオカステが実の母だった事を。
知らずとはいえ実の父親を殺し、母と姦淫したオイディプスは、自らに絶望したのだと。
極端に要約すると、これがフロイトがエディプス・コンプレックスの語源にしたギリシア悲劇『オイディプス王』だと説明し終わる宇佐美。
父親を殺したリビドの行動原理がそのコンプレックスなのかと宇佐美に尋ねる刑事に、”仮説に過ぎませんが・・・”と答える宇佐美。
そしてエディプス・コンプレックスの詳細を説明をしだす。
まず男児は、異性である母親を愛情対象として、父親のような男になろうとする。
後に、母親を自分だけのものにしたいという気持ちが父親を排除したいと考えるようになる。
しかし、子供は父親に対し憎しみ、恐れ、無意識的な去勢不安を感じる様になる。
子供にとって父親は、絶対的な存在・・・。
子供はこのエディプス・コンプレックスと言う、両親との三角関係の葛藤を経て『リビドー』を抑制、『自我』の形成に繋がる。
つまりエディプス・コンプレックスの克服は、男性の成長において不可欠ということだと話す宇佐美。
一方イサム達。
リビド化し、父親と戦うイサム。
するとリビド化した腕が勝手に動き、父親を殴り吹飛ばす。
殴り飛ばした後、腕が勝手に動いた事に対して疑問に思うイサム。
騒ぎに気づいたアパートの外にいた女性は、その様子をスマホで撮影し、アパートの住民達は、早く警察に電話しろ!とざわついていた。
リビド化したイサムを見たタカ。
突然の事に呆然とし、イサムの名前を呼ぶが、”後で説明する、だからあんま見ないでくれ”と言うイサム。
するとリビド化した父親が動き始める。
それを見て、”気を付けろ・・・”と心配の声をかけるタカ。
そんなタカに、”こいつは女しか襲わない”と言うイサム。
すると次の瞬間、リビド化した父親がイサムに突進し、2階から突き落とされる。
場面は宇佐美達へ。
リビド化した人間の生態調査はまだ仮説の段階だと言う宇佐美。
あからさまな調査・研究は人権侵害の観点から中々できない、非常にもどかしい、と。
報告の中には、男性リビド同士が何らかの理由で争った目撃情報もある。
なぜだと尋ねる刑事に、ここからは自分の仮説だが、と仮説を話し始める宇佐美。
“メスの獲得競争、競争相手の排除でしょう”、と。
場面はイサム達に戻る。
落下したイサムを心配するタカ。
なぜ、女しか襲わない父親が自分を襲ったのか、と疑問に思うイサム。
横たわるイサムに、”逃げろ!”と言うタカ。
そんなタカに謝りながらも、”こいつは俺が何とかする”、と言うイサム。
その顔は何かを決意し、覚悟した顔だった。
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リビドーズ(第11話)の感想!
遂にリビド化したイサムですが、やはり制御できていないようで勝手に腕が動いて攻撃しています。
そして女医の宇佐美が話したギリシア悲劇「オイディプス王」の話、歴史好きの私としてはとても興味深い話でした。
実の親を殺したり結婚したりと、本当に悲劇的なストーリーですが、神話とか王の物語ってこういう話多いんですよね。
それにしても、これがエディプス・コンプレックスの語源なんですね。
確かに子供にとって親は絶対の存在です。
と言うことは、このエディプス・コンプレックスを克服していない人がリビド化すると言うことなのでしょうか?
確かにイサムは、父親に対して大きなしこりを持っているのでわかりますが、じゃあイサムの父親も?
・・・謎が深まるばかりです。
そしてリビド化した父親がイサムを襲う場面、女性しか襲わない父親がイサムを襲ったと言うことは、女医の宇佐美の仮説通り、イサムを競争相手と認識し、排除しようとしたということなのでしょうか?
だったらその、排除してまで獲得したい相手って誰なんでしょう。
まさかイサムの母親とかでしょうか?
さて、リビド化した父親を倒すと決意したイサムですが、父親を越えることが出来るのでしょうか!
そしてイサムのリビド化の理由とは何なんでしょう!
次回も見逃せません!
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