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彼女、お借りします(第74話)のネタバレ!
飲み会で酔いつぶれた和也は水原に介護されながらアパートへと辿り着いた。
トイレで吐き出す和也を心配する水原。
「一ノ瀬だけは俺が死んでも守んなきゃって」
水原に覆いかぶさるようにして寝てしまった和也から漏れ出た本音に水原は「もう」と許す。
和也はそのまま眠ってしまった。
朝起きた和也は二日酔いに悶えていた。
ベッドから動く気力さえなく、頭痛を抱えながらベッドの上でゴロゴロしていた。
こんな二日酔い初めてだ。
和也にはニョッキ5回目くらいからの記憶がなかった。
自分がどうやっ家まで帰りつき眠ったのか。
帰路の途中で座り込んだ和也の袖を掴む水原。
便器に顔を突込み吐く和也の背中をさすり、「カッコつけなくていいから」と心配する水原。
「水原がこの家にいた気がする!!」
途中から記憶が無くても、断片的に残る少し嬉しい記憶を少々覚えていた。
和也は水原に介抱されたことを覚えていない。
水原が介抱するはずがないと、記憶は夢なのだと思う。
画面の割れたスマホにLINEグループへの招待が届いていた。
昨夜のメンバーによるグループは盛り上がっていた。
流れるメッセージを見ていた和也はあることに気付く。
――昨日ってことは…!
メンバーを確認して、すぐに驚きと嬉しさが和也を満たした。
水原―― 一ノ瀬ちづるの個人のアカウントだった。
和也が知る水原千鶴のLINEはあくまでレンタル会社が用意したレンタル彼女としてのアカウントだった。
つまり会社の人もチェックしているし、予約なしに私的な内容を送ることはできなかった。
ついに繋がったと和也は思う。
和也は二日酔いを忘れるほどに舞い上がっていた。
どさくさに紛れてお友達追加をしようとして、躊躇する。
もしも拒否されたらどうしようと。
記憶が途切れた後にどんな迷惑をかけたのか分からなくて、積極的になれない。
結局、和也はお友達追加のアイコン押すことはできなかった。
二日酔いのまま大学に昨日メンバーに会うと、顔色が悪いと笑われた。
水原は友達と別行動をしていて、会うことはなかった。
勝手に男の人を呼んだことを怒ったみたいと水原の友達が教えてくれる。
家に戻った和也は玄関で悶えていた。
無理をして大学に行ったことで悪化している。
二日酔いで講義の内容はほとんど頭に入らなかった。
水を求めて冷蔵庫を開けると、二日酔い防止の機能性飲料が入っていた。
“ヨッパライ”
ボトルにそう書いてあった。
「夢じゃなかった」
ボトルを胸の辺りで抱きしめ、天井を仰ぐ。
一方の水原もまた和也のアカウントを追加するで、躊躇していた。
「何か言いたいことは?」
バイト先で彼女(仮の)の更科るかは和也に笑顔で訊ねる。
そろそろ覚悟を決める頃かと思いまして、と勝手に話を進める。
るかが和也の家に泊まったことで水原が引いて、るかは和也と本格的にお付き合いができるようになるという魂胆だった。
「水原は信じてくれた」
るかが泊まった日、二人の間に何もなかったことを水原は信じてくれた。
るかにとってそれは予定外のことだった。泊まった既成事実がありながら、和也の潔白を信じた。
水原と和也の距離が確実に縮まっていると、るかは感じていた。
「ハロー、和くん」
そして、バイト先に元カノの七海麻美が現れた。
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彼女、お借りします(第74話)の感想!
「一ノ瀬だけは俺が死んでも守んなきゃって」
このセリフはきっと目覚めたときに記憶があったなら、恥ずかしくなると思います。
恥ずかしくて次に顔をあわせたときにぎこちないと思います。
ある意味、告白ですから。
グループにいる好きな娘を追加できない気持ちに少し共感できます。
悪いことではないけど、ちょっとした迷いと後ろめたさのようなものだと思います。
そして、和也とるかの前に現れたマミ。
これから話がどのように転がっていくのか楽しみです。
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