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絶対可憐チルドレン 第527話 ネタバレ
兵部の回想、隊長の早乙女に頭と胸を撃たれ、倒れる兵部。
これで君は二階級特進と言いながら兵部に背を向ける早乙女だが、撃たれた兵部が立ち上がったことに驚きの表情を浮かべる。
超能力で攻撃される早乙女。
だが、何故かその顔は笑っていた。
現代に戻り、その後の復讐は楽しかったと話す兵部。
やがて標的は誰もいなくなったが、あの時代を生んだ連中への憎悪が生きる支えで、時代が変わっても同じような連中は次々生まれてきたので、張り合いには事欠かなかった、と。
しかし長く生きていると幼い頃は見えないものがわかってくる。
兵部の父は母を愛していた。
一方研究者として超能力の解明にも力を注いでいた。
エスパーだった母は父に応えようと無理をし、それに気づかなかった父は限界を越えさせてしまった。
父は愛する人の安全を見落として研究に没頭した自分が許せなかった。
父はエスパーとしての自分を否定したが、それは自分を思ってのことだった。
そして早乙女隊長も決して悪人ではなかった。
只の弱い人間だった。
優秀で野心に溢れた早乙女にとって、軍は当時最高で唯一の舞台だった。
超能力部隊は彼の野心を満たすために結成されたが、それは確かにエスパーの地位を向上させるものだったし、自分達は同じ船に乗り、未来を夢見る幸福な家族だった。
彼のかけてくれた言葉もすべて本心だった。
しかし、あのバカな戦争が全てを台無しにしてしまった。
隊長は早い時期にその事に気づいていたが、兵部達を見捨てることもできなかった。
プライドの高い隊長には自決以外道はなかった。
なのに撃ったのは兵部の頭、何故か。
その理由に気づく真木。
兵部を道ずれにしようとしたのか、と。
その頃、チルドレンと悠里は葉と合流していた。
そこに現れるクローンチルドレン。
葉は自分が相手をするといってチルドレン達を兵部のもとへ向かわせる。
場面は兵部と真木に戻り、あれは間違いなく無理心中だったと話す兵部。
そして凶行には違いないが隊長は最後まで自分達を愛していた、と。
では、すでに彼を許しているのかと尋ねる真木に、許してはいない、ただ理解しただけだと言う兵部。
あの人が本心から自分を化け物と思うはずがない。
あの人は自分の隊長なのだから。
そう言った兵部は悲しくも柔らかな笑顔を浮かべていた。
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絶対可憐チルドレン 第527話 感想
兵部のお母さんもエスパーだったのですね。
ということは兵部の能力は遺伝的な所もあるのでしょうか。
そして兵部父、兵部を否定したのではなく、エスパーの能力を否定したのですね。
それは最愛の妻と同じ道を辿ってほしくないと言う親心だったのではないでしょうか。
兵部父に対しての印象がガラッと変わりました。
そして隊長に対しての兵部の気持ちも、ただ憎んでいるのではないこと、本心から化け物といったわけではないと分かっていたのですね。
ただ時代が悪かっただけでこうも人生が狂ってしまうんですね。
戦争がいかに恐ろしいかが改めて分かりました。
そして最後、兵部の表情からは、憎しみではなく懐かしさと悲しみが感じられました。
兵部も兵部父も隊長も、誰もが相手を思っていたのに、すれ違ったまま、気づいたときには終わってしまっていたんですね。
何だか悲しいです。
今回の絶対可憐チルドレンも新たな事実を知ることができました。
このまま真木を止めることはできるのでしょうか。
そして兵部の話の結末は?
次回も楽しみです。
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