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弱虫ペダル 第524話 ネタバレ
インターハイ3日目、最終ステージ、小野田を追いかける真波、ゴールまで後1400メートル。
そろそろ飛ぼうか、と。
小野田を抜いて先頭に立つために。
一方先頭の小野田は安定したペースで走っていた。
後ろとの差は約30メートル。
順調に走っていたがゴールを意識し始める。
自分はゴールに一番近いところにいる!
そう意識した瞬間。
緊張し、体がフワッとし、足の動きが鈍くなってきたのを感じる小野田。
必死に鎮まれ!!自分!!強くあれ!と迷いを振り払うかのようにダンシングし、再び力強く漕ぎだす。
それを追いかけながら見ていた真波は小野田の心の揺らぎを見逃さなかった。
そして、揺らぎながらも持ち直した小野田に感心していた。
真波は知っていた。
先頭は非常に有利たが敵がいないわけではない。
独走して勝つかもしれないと自覚したとき、優勝を意識したとき、ミスをしてはいけないという気持ちが強くなりすぎて普段はやらないミスをやってしまう。
その気持ちが大きければ大きいほど、体を硬直させ動かなくさせる現象。
勝利の前の沼。
それを跳ねのけた小野田。
そんな小野田をすごい、一人では弱いが任されると強い、と褒める真波。
ゴールまで残り1300メートル、風が出てきた、と満面の笑みで言う真波。
そしてキミは強い。けど残念ながらその快進撃はそろそろだ!!、と。
次のカーブを曲がった瞬間、横風が吹いた瞬間ギアを変速し、加速する真波。
真波は瞬時に小野田に並ぶ。
それに気づく小野田。
気づいたのはよかったけどちょっと遅かった、と言いながら真波は小野田を抜き去り、先頭に立ち逆転する。
そして今度はオレが先にいく、と小野田を引き離していく真波。
ゴールまで残り1200メートル。
周りのギャラリーは、小野田が真波に抜かれて項垂れている様に見えた。
しかし、顔をあげた小野田は笑顔を浮かべていた。
そして真波の凄い走りを見たら、頭の中で、”恋のヒメヒメぺったんこ”が鳴り始めた、と呟く小野田。
それは勝負の危機のときいつも流れる歓喜の曲だった。
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弱虫ペダル 第524話 感想
遂に真波が覚醒しました!
あっという間に小野田に追い付きます。
そして小野田は先頭、ということをかなり意識しているらしく、足が一瞬硬直します。
自分に全てがかかっているのですから、プレッシャーも半端ないですよね。
無理もないです。
しかしそのプレッシャーをはね除け持ち直します。
流石ですね。
しかしその隙がわかっていたのかのように真波が追い抜きます。
きっと小野田も驚いたでしょうね。
しかもゴールまで後1200メートル、観客までもが小野田の優勝を信じて疑わなかったのですから。
普通なら落ち込む場面でしょうが、落ち込む所か純粋に凄いと思っているような表情を浮かべています。
こういうところが小野田の凄い所ですよね。
観客も言っていますが、私だったら足を止めているでしょう。
そして最後、頭の中で恋のヒメヒメぺったんこが流れ出した小野田、その表情からは、純粋に真波を凄いという気持ちと、諦めていないと言う気持ちが伝わってきました。
この二人、互いが互いに尊敬し合うことで、自分の最大限の能力を引き出すことができる関係のような気がします。
さて、ゴールまで残り1200メートル、このまま真波が優勝するのでしょうか。
それとも小野田が巻き返すのでしょうか。
そろそろクライマックスが見えてきた弱虫ペダル、次回も見逃せません。