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獄丁ヒグマ 第2話 ネタバレ
亡者との戦いから一夜明け、出かけにアヤハは、部屋にいる兄を心配し声をかけるが、兄は大丈夫、気を付けていっておいで、と言うだけだった。
一方、ヒグマは休日だからと二度寝をしていた。
そこに烙と言う地獄釜が現れ、ヒグマを起こそうとする。
烙に対し、普段は喋るのに、アヤハが来た時は何故話さなかったのか尋ねるヒグマに、びっくりさせるし、仕事が終わったら会う機会のない人を無意味に驚かせる必要がないと言う烙。
渋々布団から出たヒグマは、ザイジュを使って身支度を済ませていく。
その姿をアヤハに見られ、硬直状態するヒグマと烙。
烙について紹介されたアヤハは、手がいっぱい使えると、そういう生活態度になるのだなとヒグマを見ながら言う。
弁解するヒグマだが、直す気はないようで、完全に染み付いた習慣だろうとツッコむアヤハだった。
尋ねてきた理由を聞くヒグマに、依頼料の代わりにこの寺でバイトをさせてもらうことになったと話すアヤハ。
ヒグマの曽祖母で住職の篝手宇佐に相談したらOKを貰えたと。
律儀だと言うヒグマは、兄は元気かと尋ねるが、元気がないと言う。
元の優しい兄に戻ったが、憑かれていた間の記憶が断片的にあるようで、動揺しているのだと。
記憶の残り方には個人差があるのだと話すヒグマに、兄を責める気はないが、気持ちはわかると。
亡者のせいだとしても、起こったこと、手を汚してしまった事には変わらない。
だからなんと声をかけて言いかわからないと話すアヤハ。
すると、ヒグマのスマホに亡者が暴れているとの連絡が入る。
その様子を見て帰ろうとするアヤハに一緒に行こうと声をかけるヒグマ。
二人が来たのはビルの火災現場だった。
屋上には大量の魑魅が大火事に惹かれて集まっていた。
事故現場には集まりやすいらしい。
すると、武装した集団に呼ばれるヒグマ。
そのうちの一人が、今回の事について説明する。
放火犯は、在獄期間107年の火霧雲で、今は誰にも憑依はしていないとのこと。
説明を聞いたヒグマは、自分が上にいる放火犯と空中の魑魅を片付けると言い、集団には地上、特に野次馬の周りの警戒を頼むのだった。
集団について尋ねるアヤハに、分霊者と呼ばれ、簡単に言うと自分の部下ともいえる人達だと説明するヒグマ。
そして自分の家は400年ずっとこの仕事をしていること、でもただ続けているわけではなく、亡者を一人残らず捕まえて、一刻も早く亡者のいない現世を取り戻すこと、それが自分たちの悲願であると語る。
そして、その手法にも大切な意味があると言うヒグマは、ザイジュを召喚する。
そのザイジュを見てどこかで見たような、と思うアヤハに、ザイジュは仕事道具じゃない、戦う理由に直結する、罪と命の結晶、それがザイジュだと話すヒグマは、拾壱号と呼び、ザイジュを解放した。
それは、ヒグマが倒した黒縄墨手だった。
困惑するアヤハに、ザイジュとは、倒した亡者の異能を自分のものにするということが真骨頂なのだと説明する烙。
手は、人の罪の宿る場所のひとつ。
他人を傷つける時も物を盗む時も人は手を用いる。
だからその罪業を断ち切るために、獄卒人は刃を振るう。
切り離した手をザイジュとして使用するのは、その手に贖罪を行わせるため。
残酷だと言うアヤハに、獄卒人は地獄の番人、手段は残酷でしかるべき、そしてそれも含めて業、亡者自身の犯した罪と共に獄卒人が背負うものだ、と話す烙。
すると魑魅がアヤハ達に襲いかかろうとするが、ザイジュを使って倒すヒグマ。
拾壱号の使い勝手は良いらしく、雑魚には有効だと言うヒグマは、お前はどうかな、と火霧雲を一瞬で斬り落とすのだった。
戦いが終わり、なぜここに連れてきたのか尋ねるアヤハに、兄に憑りついていた亡者のザイジュを直に見てもらいたかったからだと話すヒグマ。
そして、兄の身体を借りて亡者が犯した罪は亡者の腕ごと切り離し、斬り落とされた罪は、今後同じように亡者を狩るための力となる。
残された兄の両手はまっさらだ、それをわかって貰わなきゃ自分が戦う意味がない。
暫くは辛いかもしれないが、自分を見失っちゃいけないと伝えてほしいと言うヒグマ。
その言葉に、嬉しそうに返事をするアヤハ。
だが、オフの日のザイジュはもっぱらゲームの対戦相手になっているらしく、知りたくなかったと思うアヤハだった。
獄丁ヒグマ 第2話 感想
アヤハと兄の会話の場面、どうやら兄は亡者に憑依されていた時の事をを覚えているようです。
元々家族思いの優しい兄なので、自分のしたことが許せないんでしょうね。
罪悪感で押し潰されないと良いのですが・・・。
一方ヒグマはと言うと、二度寝を楽しんでいます。
そして新キャラの烙、まさか喋るとは思わなかったのでびっくりしました。
しかも凄く丁寧な言葉遣いですし。
ヒグマを叱っている様子から見て、世話係みたいな存在なんですかね?
そしてヒグマ、ザイジュを使って物凄いズボラな生活を送っています。
目撃したアヤハに弁解していますが、見た感じ普段からこんな生活習慣なんでしょうね。
ちょっと羨ましい気もしないでもないです。
ヒグマとアヤハの場面、起こったことは戻らないとアヤハが言っていますが、亡者の仕業とわかっていてもやってしまった事実は無くならない訳で、その苦しみは、他人には中々理解しづらいのではないでしょうか。
そしてやってしまった事に対しての他人の評価も。
そんなアヤハをヒグマは事件現場に連れていきますが、事件を通して、兄の手はまっさらなことを伝えたかったのでしょうね。
普段飄々としているヒグマですが、他人思いの優しい人物だと言うのが、改めて感じられる場面でした。
烙も言っていましたが、亡者の罪ごと背負うなんでこと、中々できません。
最後にザイジュを使ってゲームをする場面、こういうコミカルな場面とシリアスな場面、両方を上手に組み合わせているのがこの作品の面白い所だと思います。
段々とザイジュの秘密がわかってきましたが、今度はどんな事件が待っているのでしょうか。
次回も見逃せません!