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弱虫ペダル 第523話 ネタバレ
レース中、他の選手から肘鉄を喰らった黒田。
鉄柵に当たり、左こめかみを切って血を流し地面に叩きつけられ動かなくなる。
大きなレースではなく、他のメンバーもいる。
怪我をした黒田がリタイヤしても問題は無かった。
しかし、黒田はゆっくりと起き上がり、その光景に周りからはどよめきが。
血を流しながらも、黒田はロードバイクに再び乗ろうとする。
箱学を、尊敬する先輩達をバカにされて寝てられる程心穏やかなヤツじゃないと走り出す。
転倒し、ハンドルも曲がりダメージ受けた黒田のロードバイク。
曲がったブラケットを殴って直し、加速する。
追い付くのを諦めず、選手への怒りと謝らせるためにペダルを漕ぐ黒田。
その選手は先頭に居た。
他の選手は黒田の心配をするが、その選手は気にした様子がない。
そして福富の格言であるレースは一人しか勝たない。
80人出れば79人負ける、と勝ち誇ったように言う選手に声が掛かる。
選手が声の方へ顔を向けるとそこには転倒したはずの黒田が後ろから迫って来ていた。
まるで幽霊を見たような表情をする選手に黒田は笑いながら謝れば転倒させたことは無しにすると言う。
何に対して謝ればいいのか黒田に尋ねる相手選手に、箱学をバカにしたことだと言った黒田は一気に抜き去り優勝する。
レース後、血が抜けたことで冷静に走れたと黒田は感じた。
そんなスイッチ誕生の日の話を真波にした黒田。
そして、偉大な荒北達は優勝できなかった。
次にハコガクを任された自分達が証明しなくてはならないと。
その言葉で黒田が王者である箱根学園の誇りを守る大切さを説いていたことにようやく気付いた真波。
黒田は真波に怪我や傷が痛いのが言い訳になるかと質問する。
ハッとする真波に言い訳にはならないと言った。
それはかつて荒北が言った言葉だった。
黒田は、ワザとこめかみの辺りを指で引っ掻き血を流し、スイッチモードに入り、加速していく。
傷の痛みに耐えながら、足を止めない。
黒田は真波の背中を手で押しながら今年も真波に任せることになると謝罪し、自由に走ればいいとアドバイスする。
その代わり自分にとって最初で最後のインターハイ。
最高の結果だったと言わせてくれと。
その言葉に肯定の返事をし、目の前の坂道を捉え、看板を見る真波。
残り1400メートル。真波は、箱学が王者として優勝するために今羽ばたこうとしていた。
弱虫ペダル 第523話 感想
今回は黒田のスイッチ誕生の秘密が解けた話でした。
転倒した場面、出血量が多く、これ救急車呼んだ方がいいんじゃないかと普通に思ってしまいました。
なのに黒田は根性で走り出します。
そして黒田が追い付いた時の相手選手の顔、ビビりすぎて笑ってしまいました。
追い付いて来るなんて想像もしてなかったんですね。
そして黒田、肘鉄を食らわした選手を追いかけるときも、追い付いて相手に謝れと言ったときも、自分のされた行為に対してではなく、先輩や箱学をバカにされて怒っているのが仲間思いの黒田らしいと思いました。
流石荒北の弟子?ですね。
それにしても普通あれだけ出血したら意識が朦朧としそうですが、逆に冷静になれたってなんかちょっと危ないやつみたいです。
でも黒田、普段から血の気が多そうなので大丈夫なんでしょうか。
そして黒田と真波の会話の場面、黒田の話を聞くときも、黒田の思いを託されたときも真波が凄い真剣な表情を浮かべていて、1年目の時の只レースを楽しんでいた真波ではなく、チームメイトや先輩達、色々な人の思いを背負って走っているのだろうなぁと真波の成長を感じる場面でした。
今年のレースも小野田と真波の一騎討ちのようです。
流石に他の選手が来そうな感じはしませんが。
果たしてどちらが優勝するのでしょうか。
次回も見逃せません。