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絶対可憐チルドレン 第526話 ネタバレ
真木と兵部の戦い、徐々に劣勢になっていく兵部。
真木にとってこの建物を切断することはチーズを切るより容易かった。
兵部は悠里に戦闘になった場合、できるだけ会話をして真木の心を刺激するよう言われていた。
催眠を解くには、支配している疑似人格に敗北を認めさせるのが一番の方法だという。
押さえ込んでいる感情を引き出しているのなら、そっちが本来の自分と言えるのではと言う松風に、そんな単純なものではないと反論する悠里。
普段抑えている感情を抑えているのも自分で、感情を抑えるのにはそれなりの理由がある。
その感情も全部含めて、一つの人格。
抑圧された感情、抑圧する感情の両方が合わさった結果がその人であり、今抑圧されている人格に話しかけることで、あなたの全部が大事だと言うメッセージを送ることができる、と。
しかし話ができる状況ではなく、真木は周りの炭素を精製して強化していた。
少しでも真木の集中を削ぐために、下ネタを話し始めた兵部に真木は怒り出す。
真木は兵部の過去のことを話し、自分で自分の時間を止めてしまった兵部のそのやり方では誰も救われないと言う。
兵部の頭に過去のことが蘇るが、どんなきっかけがあろうと、これが自分の選んだ生き方だと答える。
そして兵部は「あなたは俺だけのものだ」と真木に言われたが、同じことをあの人にも言われたと明かし、誰なのか尋ねる真木の体に触れ、サイコメトリーをするように話す。
それは、終戦間際の記憶だった。
隊長は伊・八号が隠していた予知を知ってしまう。
それは終戦し復興したが、再び破滅を迎えるものだった。
自分の全てをかけている仕事が無駄であったことを知った隊長は、自分がいなくなった世界でも、美しいままでいる兵部に愕然とする。
そして兵部に銃を向ける隊長。
冗談だと尋ねる兵部、隊長は「君は私だけのものだ」といい、銃を撃った。
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絶対可憐チルドレン 第526話 感想
真木と兵部の戦いの場面、手に傷を負った兵部に対し、真木は傷を負った様子はなく、この場面からも兵部が本調子ではないことがわかります。
悠里達が話している場面では、人格や感情の話など、此方が成る程と考えさせられる内容でした。
抑圧された感情、抑圧する感情の両方が合わさったのが人だというのはわかりますが、理由があって隠したり押さえ込んでいる感情を含めて、あなたの全部が大事だとは中々言えないと思います。
しかしそんな話ができる状況ではありません。
そしていきなり下ネタを言い出す兵部の場面、真木の集中を削ぐ為なのはわかりますが、兵部の実年齢が80歳以上だと知って読んでいる身としては、小学生レベルの下ネタを言う兵部に思わず冷たい視線を向けてしまいました。
流石にちょっと痛々しいです。
大人になれと言っている最中に言われれば真木が怒るのもごもっともです。
兵部が真木に見せた過去の記憶の場面では、隊長の苦悩する様子を初めて知りました。
自分の人生をかけていた隊長には予知の内容はとても辛かったのではないでしょうか。
今まで只の嫌な奴としか思っていませんでしたが、隊長の新たな一面を知ることができました。
そして、自分がいなくなった世界でも美しいままでいる兵部に嫉妬したのではないのでしょうか。
最後に兵部に銃を向けますが、絶望や嫉妬、独占欲という様々な感情から兵部に銃を向けたのではないかと私は感じました。
兵部はここからどう復活するのでしょうか、隊長の今後も気になります。
この後の展開が楽しみです。