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隣の悪女(第44話)のネタバレ！
桐太が乗る椅子を蹴り飛ばそうとする花音。
しかし、体が震え始め、蹴ることができない。
桐太を殺せないことに愕然とする花音。
なぜ、と。
その疑問に答える桐太。
“俺には花音ちゃんがくれた言葉や優しさや温かさが嘘とは思えない。それに、俺が花音ちゃんに渡してきた気持ちは、ちゃんと受け入れられてると感じてたよ”、と。
桐太の言葉に今までの思い出が甦る花音。
そしてあることに気づく。
いつのまにか演技(うそ)が本当になってしまっていたことに。
桐太を愛してしまっていたと泣き叫びながら膝をつく花音。
亜里子から大切なものを奪うために付き合い始めたのに。
愛する日々は偽りでなければならなかったのに。
“桐太君の優しさが、幸せな日々が、私を癒してしまった。私にかかっていた呪いを解いてしまった”、と。
復讐は失敗したと悟る花音。
そこに美雨と亜里子が現れ、桐太は助け出されるのだった。
座り込む花音の前に屈み、”やり直しましょう”、と言う美雨。
自分は人殺し、償いきれないと言う花音。
すると驚きの言葉を口にする美雨。
“生きています”、と。
そしてこれまでのことを語り始める。
ここにくる前、自分達は二人を探すため二手に別れた。
美雨は桐太の実家へ行き、倒れている桐太の家族を発見した。
中毒状態だったが発見が早く、治療も順調で快方へ向かっていて後遺症はないという。
一方、亜里子は白樺家の廃墟へ向かい、島袋を発見した。
島袋の首のロープは幸いにもすぐ切れていたため、気を失ってはいたが無事だった。
皆無事で、美雨の家で休んでいると。
“今後も彼らのケアは、うちの主治医が見ていきます。もちろんあなた達の心のケアも・・・。”
美雨の言葉に亜里子を見つめる花音。
そして亜里子に言った言葉を思いだし、あの言葉は全てが嘘ではなかったと思うのだった。
どこか蛍と似た面影があった。
だから自分で直接手にかけることはできないと思った。
そして島袋や桐太の家族についても。
島袋も他人に心を閉ざしがちだが、本当は温かい性格も、と桐太の家族の明るく優しい性格も、本当は好感を持っていた、と。
そして美雨に抱きつきながら、”みなさんのこと、どうかよろしくお願いします”、と言う花音。
その言葉に驚きながらも抱き締め返す美雨。
しかし、抱き締める美雨を突き飛ばす花音。
そのまま崖から飛び降りる。
花音を助けようと花音の手を掴む桐太。
その桐太の腕を掴む亜里子。
しかし、支えきれず、海に落ていく花音。
その表情は涙を浮かべながらも笑みを浮かべていた。
そして落ちながら思う花音。
“優しいあなた達が私を責めなかったとしても、私が私を責めて、とても生きてはいられない”、と。
隣の悪女(第44話)の感想！
桐太と花音の場面、遂に桐太ピンチ！と思いきや、花音、体が震えて椅子を蹴り飛ばすことができません。
どうやら花音、桐太と一緒にいる間、本当に桐太のことを愛してしまっていたんです。
偽りの愛情がいつのまにか本物の愛になっていたんですね。
確かに最初は復讐目的で近づいたのでしょうが、花音の言葉や行動が全て嘘ではなかったでしょうし、花音に対する今までの桐太の言葉や態度も嘘偽りのないものでしょう。
それなら花音の気持ちが変わってもおかしくないですもんね。
そんな花音が躊躇っている間に美雨と亜里子が現れました！
間に合いました！
本当にギリギリのところでしたよ。
そして花音を抱き締めながらやり直そうと言う美雨の場面、なんと、美雨と亜里子の奮闘により、桐太の家族や島袋も無事だと言うことが判明しました。
良かったです。
花音のしたことが無くなるわけではないですが、生きていると死んでいるとではやり直そうにもかなり違います。
美雨と亜里子、ナイスです！
でも、殺したと思っていた人達が生きていると知って花音も驚いたことでしょう。
そして、美雨に抱き締めながら皆のことを頼むと言う花音の場面、色々ありましたが漸く和解し、これで一件落着！・・・とはならないのがこのマンガです。
花音、この後驚きの行動に出ます。
なんと崖から飛び降りてしまいました！
桐太と亜里子が助けようとしますが支えきれず海にまっ逆さまです。
この時の花音の表情がなんとも言えません。
泣き笑いなのですが、色んな感情がごちゃ混ぜになっているかのように感じます。
元が真面目で優しい花音ですから、周りが花音を許したとしても、自分自身が赦すことができないと思っての行動でしょうが・・・、衝撃的すぎてなんとも言えません。
これは残された桐太達も大ダメージを受けるのでは・・・！？
さて、今回は色んな意味で衝撃の話でしたが、なんと次回、遂に最終回です・・・！
果たして花音の安否はどうなのでしょう？
そして桐田、亜里子の運命は？
最後まで目が離せませんね！
次回もお楽しみに！
