ランウェイで笑って(第86話)のネタバレと感想!-上手くなるために!-

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前回のネタバレはこちら

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ランウェイで笑って(第85話)

 

 

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ランウェイで笑って(第86話)のネタバレ!

 

 

 

「はやくクビになればいいのに」

 

 

 

綾野遠に心酔していた女性から放たれた言葉はドロッとしていた。

 

 

黒い油のような否や空気が部屋の中に広がっていくのを育人は感じていた。

 

 

 

――なんだろう、この空気

 

 

 

「アンタ…もともと柳田のブランドにいたってマジ?」

 

 

 

佐久間と別れた育人を女性は引き留めて訊ねる。

 

 

 

「そうなんですよ。どうかしました?」

 

 

 

別にという女性は育人に書類を柳田に渡してほしいとお願いする。

 

 

 

「引っ越しをしたいと申すか!?」

 

 

 

ローテーブルを挟んで正面に座る育人の母親はきりっとした表情で言う。

 

 

もうすかと母親の隣で妹のいち花が真似をする。

 

 

 

「まあ…はい。狭いから。普通に5人で1DKは狭いでしょ」

 

 

 

都村家が住むアポートは1DKの間取りで、ある程度広いキッチンと2段ベッドや勉強机などを置いた部屋だった。

 

 

長女のほのかに育人の発言を報告すると、ほのかも「狭い」と育人と同じ意見が返ってきた。

 

 

 

「今より広いと家賃が上がるの。親戚のツテで安く住まわせてもらってるの」

 

 

 

そもそも引っ越したいと育人は口にはしていなかった。

 

 

作業する育人があと少し広ければ迷惑をかけないと軽い言ったことを、母親が大事にしただけなのだ。

 

 

それを指摘するとペロッと舌を出して母親はお道化る。

 

 

 

「だって狭いんだもん」

 

 

 

母親は本音を口にする。

 

 

引っ越しの話を切り上げた育人に千雪からメッセージが入った。

 

 

コンビニで買ったアイスプリンの画像だった。

 

 

千雪に引っ越しについて訊ねる。

 

 

 

「一人…暮らし」

 

 

 

千雪は育人が一人暮らしを検討していると勘違し、育人は千雪の言葉に一人暮らしという選択があることに気付く。

 

 

 

『一人暮らしはいいよ』

 

 

 

千雪からの着信に出ると、一人暮らしの良さを伝えてくる。

 

 

 

『育人、作業しづらいでしょ?』

 

 

 

千雪の言葉に声を上げて否定しようとするけれど、育人は言葉に出来なかった。

 

 

父に呼ばれた千雪が少し席を外す。

 

 

今までのことが浮かぶ。

 

 

褒めてくれた柳田や綾野遠の期待、夢を口にした瞬間、そして良い結果にならなかった芸華祭のこと。

 

 

 

「一人暮らししていい?」

 

 

 

育人は家族の方を向いて訊ねる。

 

 

一人暮らしの意味が分からないいち花に母親が説明する。

 

 

 

「上手くなるために集中したい」

 

 

 

「いや。ふくやさんになんかならなくてもいいもん!」

 

 

 

声を荒げるいち花だったが、顔を上げたその目には涙が溜まっていた。

 

 

 

「嘘…いいました。いっくんはふくやさんがいい」

 

 

 

いち花の目に溜まった涙は溢れて頬を伝る。

 

 

 

「いち花!我慢して」

 

 

 

育人が母親に言われた通り男らしく言うと、いち花は声を上げて泣きだした。

 

 

 

『もしもーし、いくと』

 

 

 

まだ通話中だったスマホから千雪は全ての会話を聞いていた。

 

 

慌てて切ろうとする育人を止める。

 

 

 

『パパが部屋を貸そうかだって。寮代わりのマンションがあるから』

 

 

 

場所と間取りと家賃を聞いた母親が育人が答えるよりも先に住みなさいと言う。

 

 

 

「何にしても…頑張りなさい」

 

 

 

引っ越し当日、荷物を運びこむ育人と部屋の入口付近の椅子に座って漫画を読む千雪がいた。

 

 

 

――手伝わないなら帰ってくださいよ

 

 

 

口には出来ない言葉を飲み込んで、それっぽい表情を育人は作る。

 

 

 

――寂しい

 

 

 

今日から一人暮らしと思うと、泣いていたいち花が浮かんだ。

 

 

千雪に何を読んでいるのか訊ねると、出演する映画の原作漫画だと返ってきた。

 

 

数箱の段ボールとミシン、それからいつも使っているリュックだけの荷物を見て、千雪は修行じゃないんだからと感想を言う。

 

 

荷物を運び終わる頃には午後7時を回っていた。

 

 

 

「うちでご飯食べる?」

 

 

 

千雪の誘いに慌てる育人を無視して、千雪は部屋を出る。

 

 

ついて行くと千雪は隣の部屋の扉に手をかけていた。

 

 

 

「うちとなり」

 

 

 

衝撃の告白に育人は驚き声を上げる。

 

 

育人の慌てっぷりに千雪を笑って冗談だよと言う。

 

 

 

「上だよ。私の家は最上階」

 

 

 

結局、育人は千雪の家でご馳走になった。

 

 

そんな二人と時を同じくして、一人の女性が空港に降り立っていた。

 

 

 

「日本だあ~」

 

 

 

スーツケースを引っ張る長谷川心は帰国していた。

 

 

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ランウェイで笑って(第86話)の感想!


 

 

母親が長い間入院していて、ようやく退院して揃った都村家でしたが、いよいよ育人が一人暮らしを始めます。

 

 

芸華祭の準備期間中や初めて任されたパタンナーの仕事でも育人は家族に気を遣っていました。

 

 

家族もまた育人に気を遣っていました。

 

 

しかしこれからは自分の思うままに服を作ることができます。

 

 

いち花が涙を流しながらも嘘を吐いて、けれどすぐに心からの本音を言う当たり一番素直なのかもしれません。

 

 

誰よりも育人の服を待ち望んでいて楽しんでいるのだと思います。

 

 

帰国した心や柳田の周囲に漂う嫌な感情がこれからどんな風に絡み合ってストーリーを展開するのか楽しみです。

 

 

次回も見逃せません!

 

 

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