[ad02]
前回のネタバレはこちら
↓↓↓
[ad02]
ランウェイで笑って(第85話)のネタバレ!
きっかけを得た育人は作成したサンプルを持って家をでる。
「できました」
朝早く出社した育人は進捗を訊ねる柳田に三つの服を見せる。
工場にサンプルを頼んでいたら間に合わないから自分で作ったと現品を見せる。
「ジャケットは縫い糸を細くした」
コストカットが求められたジャケットは、縫い糸を細くすることでコストを抑えた。
縫い糸を細くし大量生産することでそこそこ安くすることができる。
縫い糸は品質への影響が少ない。
「インナーはラグランスリープで縫製しました」
腕周りの動きやすさを求められたインナーは、襟から袖下に切替えることで生地を変えずに改善できる。
インナーは生地そのものの堅さが原因だった。
柔らかい生地に変えるとパリッとした質感が失われる。
だからラグランスリップで縫製することで動かしやすくなった。
そして、タオル生地からヒントを得たふわふわのコート。
「この2着とふわふわのコートが俺が直してきた服です」
育人はジャケットとインナーの改善点を説明し、3着の服を柳田に提出する。
「ジャケットとインナーの2着を下げろ。綾野遠と全く同じだ」
――綾野さんと同じ
育人の提案したジャケットの縫い糸とインナーのラグランスリープは綾野遠が提案し製作した服と同じだった。
「最初から俺が指示を出しておけばよかった」
柳田は育人と綾野遠が同じ結論に辿り着いたこといつまらんとため息を零す。
3着目のコートを訊ねると、自分で着ていた綾野遠の作ったコートを育人に渡す。
――本当はデザイナーになりたいけれど、パタンナーの才能があるんだって
育人は綾野遠に言われたことを思い出し、証明できるのなら証明したい。
――綾野遠に勝る強みが一つでもあると
「お前の方が良い」
育人のコートを着た柳田は、育人のコートを選ぶ。
次のコレクションは春夏シーズンで、育人のコートは涼しくて軽い。
タオル生地の方が春夏のコートに相応しいと柳田は判断した。
「都村、よくやった」
珍しく柳田は育人のことを褒める。
育人は心底嬉しそうに笑う。
「とむらくん、ずいぶんはやいね」
育人に声を掛けたのは佐久間美衣だった。
時刻はまだ午前7時を回ったところだった。
「ウチとはじめくん昔からの知り合い。昔家庭教師をしてくれたの」
佐久間は柳田との昔話を始めた。
柳田がアプロに入りたいと相談してきたことを、そして佐久間が綾野麻衣に柳田を紹介したことを明かす。
「しかもチーフデザイナーとして」
育人のコートが選ばれたことを、柳田の下で働く社員の一人が綾野遠に電話で教える。
その女性は過去に柳田のブランドの下で育人が働いていたことも教える。
「このコレクションが柳田の最後の仕事になればいいのに」
女性は柳田が失敗することを祈っていた。
育人の喜びの裏で不穏な動きがあった。
[ad02]
ランウェイで笑って(第85話)の感想!
期待と自信に胸を含まらせた育人は朝早くから柳田に見せるけれど、2着は却下されました。
綾野遠と同じ発想に辿りついたけれど、柳田が求めているものはそこではありませんでした。
コートのタオル生地のように柳田の想定を超えていく発想をパタンナーに求めていました。
柳田が率直な感想で育人を褒めるのは初めてかもしれません。
きっと柳田も育人ならできると思っていたのかもしれません。
しかし、育人の結果の裏で何やら不穏な動きがあります。
そして、柳田のもとに育人がいたことを知っている綾野遠は、どんな感情を抱いたのでしょう。
次回も楽しみです!
[ad03] | [ad-pc2][ad03][/ad-pc2] |